試走で滑る区間が多いと判断したので、重さよりトラクションの掛かるタイヤに変えようとして召集時刻に遅刻。
最後尾からのスタートでもまったく気にならなかったのに、スタート直後に目の前で落車が起きたことに苛立ち、そのあとのストレート区間をぶっ飛ばして10人ほど抜き、さあ最初の激坂と、路面の凸凹にあおられてチェーンが暴れているのもかまわずに、アウターからミドル、インナーとバチバチとシフトダウン。チェーンが詰まってクランクが回らなくなったけれど、一瞬力を抜いてもう一度回したら回るかもと、期待してクランクを回したら、ガチャーンとチェーンが外れてしまった。
慌ててバイクから飛び降りて、チェーンを直そうとしたけれど、インナーから落ちて、リアサスのリンクの下にはまり込んでしまったチェーンは力いっぱい引きずり出そうとしてもびくともしない。この間にさっき抜いた人たちにも抜かれてドベになり、集団の最後尾が激坂を上りきって見えなくなり、前にも後ろにも誰もいなくなった。
「ちくちょー!!!!!!!!!!!!!!!」
誰もいなくなったコースで絶叫して、このまま止めるかと一瞬考えたけれど、気持ちがそれを否定して、バイクを押して走り出した。
ずいぶん止まっていたはずだけど、なぜか、はるか前方に最後尾のライダーが見える。もしかしたら追いつけるかもと目標を切り替え、バイクを押してコースを走った。
途中、止めてしまったライダーを抜き、ゴールラインを超えたところで80%で切られたため、DNFとはならず、41位でゴールしたことになった。10ポイント。
マエストロの複雑なリングがあだとなり、チェーン落ちしたときにリンクの下にチェーンがはまり込んでしまうと、リカバリー出来ないリスクがある。良いバイクだけど、こういうことがあると嫌いになりそう。
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