2013年5月6日月曜日

J1 びわこ高島 朽木

  GWの締めくくりに、J1びわこ高島 朽木に参戦した。
 滋賀はその近さゆえに当日入りが基本だが、今年は娘もいることだし前日試走して、ゆっくり泊まりで参戦することにした。

試走日
 コースは昨年から変更され、前もって知らされていたとおり、スポーツクラスはエリート・エキスパートのフルコースの半分くらいのショートカットコースである。スタートの場所が大変幅広いアスファルトに移動し、オフロードに入って一列になるのがしばらく後なので、スタート直後に後方のライダーに交わされる可能性が高い!確保したスタート順が無駄になる可能性もあるが、コース全体が幅広くなり、上りはどこでも抜かせそうで、詰まるところもなさそうなため、良い変更だと感じた。
 試走に出る準備を始めると、チェーンがトップギアのさらに外に行き、フレームとトップギアの間に落ちてしまう。原因が分からず焦ったが、今年はシマノからテクニカルサポートが来ていて助かった。レースホイールのハブ軸が緩んでいた。
 試走を始めると、コースの土は乾燥していてバフバフ、もしくは砕石でガレガレで、コーナーリングとブレーキングに気を使う。気をつけないと!と思っていた矢先に下りのジャンプポイントでフロントから着地してしまい、転倒して肩を強打してしまった。しかも、悪いことに転倒したときに腕が胸を押したようで、ろっ骨にひびが入ったような痛みがある。
 痛みがあるが、ここで試走を止めるとビビリが残るので、我慢しつつ試走を3周した。

宿
 宿は箱館山の麓のいづみや。客室とお風呂が大変きれいで、食事は近江牛のすき焼き。自家製のお米が自慢だといわれたので、すき焼きのシメのうどんをおかずにご飯を腹いっぱい食べ、胸の痛みが治まることを祈って早めに就寝した。

レース
 夜中、寝返りが打てず何回も目が覚めた。会場に着くとまだ試走の時間があったので試走してみる。ハンドルに荷重を掛けられないのでダンシングは無理だが、シッティングなら走れそうだ。少し安心した。
 今回、はままつと菖蒲谷で貯めたポイントが効いてゼッケン507、フロントローからのスタートである。今後もう無いかもしれないので写真を撮ってもらった。同じ最前列にカツラさん、ひとつ後ろの列に飼い犬さんがいる。仲間内に差は無い。
スタートはペダルをSPDに戻した甲斐あってキャッチがうまくいった。しかし、バイクの速度が上がらず、 あっという間にごぼう抜かれで、前方に30人以上みえる。むろん、カツラさん、飼い犬さんも。今回から二人はSNGジャージなので彼らを発見しやすい。これ以上差をつけられるとまずいのでしゃにむにペダルを回していると、最初のコーナーを回ったころから周りとの速度差が無くなり、逆に1人、2人と抜けるようになった。朽木のような荒れたゲレンデを走るのにフルサスは有利なようで、凸凹を適当に避けつつ下るだけで前方のライダーとの距離を詰め、抜くことが出来る。下りでスピードを乗せ、バンクを使ってコーナーを曲がると砂利で滑ったライダーに飼い犬さんが引っ掛かった。ありがたく抜かせてもらう。ゲレンデの上りに入るとカツラさんは目の前だ。最近のナンジャの激坂で練習してきた甲斐あってこのくらいの登坂ならインナー不要、ミドルで十分上っていける。荒く喘いでいるカツラさんもありがたく抜かさせていただく。そのままの勢いで一瞬傾斜が上がる箇所もミドルのまま突き進んだらバランスを崩して足つきしてしまった。後ろでカツラさんが「やまださーん、たのむわー」と叫んでいるのが、「みちづれ」じゃ、気にしない。再スタートに手間取り、カツラさんと何人かに抜かれる。この辺りで、25、26番目と言われる。
 2周目に入ったところぐらいから呼吸が楽になってきた。このコース、登坂の斜度を錯覚する。きつそうに見えても実はそうでない箇所が何箇所かある。そういうところでギアを掛けていくとどんどん前のライダーを抜ける。ゲレンデの広いくだりはフルサス有利だし、最後の長い下りは幅が狭くスリッピーなためテクニック不足でも差がつきにくい。
 目の前に現れるライダーを夢中になっていると、観客から教えられる順位が上がっていく。23、22、21、20...。何人抜いたかどうか良く覚えてない。3周目のゲレンデ登坂を終えた辺りで17番手ぐらいと教えられる。後ろを確認すると、カツラさんも引き離せれたようだ。
 このままいけば15番、いやもっと上を狙えるかも!J1をこんな順位で走ったことないくせに欲張りだ。
最後の長い下りも速度アップする。バームを使って加速させていたら、どうも石を踏んだらしい。弾かれてバームの外に飛び出した。一瞬の判断で転倒を避けるため、バイクをポールに当ててコーステープに絡ませた。うまくバイクが止まってくれて転倒は免れたが、ハンドルが曲がってしまった。コースに戻るまでに2、3人に抜かれて焦った。とにかく再スタートしたが、ハンドルが曲がっている状態ではうまくペダルを踏めない。
 4周目のスタートラインを越えたところで止まってハンドルを直す。 すぐ後ろに迫っていたカツラさんにも抜かれる。再スタートして前を確認すると今ので7、8人に抜かれたようだ。さっきのと合わせて10人くらい。もったいない。しかも集中力が切れてしまったようで、リズムが悪くなってしまった。
 折り返し地点で後ろを確認すると飼い犬さんが見える。追いつかれることはないだろうが、ミス1回でどうにかなってしまうかもしれない。そういうことを考え始めたら、あとは守りの走りになってしまった。守りの走りで4、5周目を走り、終了。

30位 46ポイント

 28位ぐらいでゴールしたつもりだったが、守りに入ってから抜かれたようだ。
この悔しさを次のレースで晴らす。

2013 MTBジャパンシリーズXCO#1 朽木山 スポーツクラス

Movie by satosinSF

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