2009年4月29日水曜日

JI 八幡浜

 以前から八幡浜は根っこが多いからやまださんには難しいんじゃないかなぁと言われてきたけど、今年は仙台がないし、旅行半分の遠征として参加することにした。最近ちょっと走れるようになって、今ならどうにかなるんじゃないかと自信もある。レースに出るからには結果。今年こそ、エキパ昇格!!

 土曜日は4時に出発、10時に瀬戸大橋を渡り、11時にうどん屋の行列に並ぶ。ICから近いのもあってこの店にしたんだけど、どうやら失敗。すずひろさんも書いていたけど、おいしくない。妻が言うには、小牧のはなまるのほうが断然おいしいらしい。





 予定の時間より大幅に遅れていたのでうどんはこの一軒だけにして、高松道を急ぐ。けれども、雨は止まず時折強くなる。この後の試走のことを考えると...濡れた根っこを想像するだけで身体が萎縮してしまう。
 松山を越えたあたりで空が明るくなり始め、八幡浜に着く頃には止んでいた。到着は14時半。10時間以上掛かった。
 試走は路面が濡れているのでシラクで走る。タイヤのノブに泥が詰まり、フライの衣を付けられたようにゴテゴテになり重い。タイヤが重いうえに滑るのでリズムが悪くなりちっとも走れない。気落ちしていると専務がいたのでコースを案内してもらう。知り合いに引っ張ってもらうとリズムよく走れるようになるのはなぜだろう。試走した感じでは根っこ以外は走れないところはない。根っこは周りも手こずっているようだから、ロスを最小限にするように心掛ければそう問題にもならないだろう。コースの感じとしては、かかみ野に良く似ている。加速のさせ方に似ているところが多いのだろう。

 ホテルは駅前がとれたので、夜は商店街に繰り出す。
 八幡浜MTB実行委員会のHPには、アーケード街に飲食店がたくさんあるように書いてあるけど、実際に歩くとちょっと不安になってくる。











 ホテルに薦められたお店がいっぱいだったので、一旦は通り過ぎた寿司屋に入ってみることにした。
 テーブル席か座敷に座って、メニューで注文しても良かったのだけど、せっかく遠くまで来たのだからと腹を据えてカウンターで握ってもらうことにした。

 ところがこれが大正解。最初に頼んだ、さより、あじが旨かったので、
調子に乗ってあれこれ頼んだが、どれも期待を裏切らず旨かった。大将の仕事が見事だし、やはり海が近いと魚が旨い。もし、また八幡浜に行くことがあれば、もう一度立ち寄りたい。八幡浜の寿司屋「銀座 あたご」はお薦め。ちなみにお勘定はお酒を少し飲んで二人で6千円ほど。


 当日は晴れ。風が強くすごく寒い。雲が流れてきて時々ぱらつくが路面に影響が出るほどではない。路面の濡れている箇所は心配だけど、昨日のシラクの重さよりはマシと、RACING RALPHに交換する。心配なので、一応試走をすると、昨日とは打って変わって路面は締まっていて、タイヤが転がる。調子に乗って走らせてたら、なんでもないところでハンドルを取られ、前転してしまった。朝から何なってんだか。

 召集が始まる。
うへぇ~、緊張する。









 去年のポイントが効いているのか、今年のポイントはないけれど、召集は30番目。出走は59人。スタート位置は、3列目の左端にした。ギアを変え、スタートに備える。
緊張から身体が強張っていたが、落ち着いてきた。
 カウントダウンが始まり、1分前、30秒前、10秒前...パンッ。
先頭は一瞬遅れてスタートしていく。自分も前が動き出すのを待ちきれず、クリートの嵌っている右足を踏み込み始めたが、


 左足が嵌らなかった。
焦って踏みなおしたら、ペダルを踏み外してしまい、下を向いてしまって出遅れた。後ろから何人かに抜かれ、前が塞がれた。と、思ったら何が起こったかわからないが、突然落車が起こり、前走者はジャックナイフしながら突っ込んでいった。
 自分はぎりぎりで止まれ、突っ込まれることもなかったので、すぐに再スタートしたが、完全にストップしてしまったためにドンケツ。先頭はすでにグランドを出て舗装路を上り始めている。
 あー、何年か前のさのさかでもこんなことがあったよな。


 もう、こうなってしまったら焦ってもしかたない。
無駄足を使わないように、シングルに入る前に集団に追いつくことにした。シングルの前で愛知の皆から応援してもらったけど、ドベだけに応援してもらうことが恥ずかしい。「ドベになっちゃいました~。」と、おどけて誤魔化した。
 シングルに入ると前走者がもたついていてすぐに数人が抜けた。コーナーの度に突っ込んでいったらもっと抜けそうだけど、身体に力が入って無駄に消耗してしまいそうなので、抜けそうなところまでは付いていくことにした。
 後ろを走っていると、前走者同士が勝手にぶつかったり、上れずにバイクから降りたりして、勝手に抜かさせてくれる。途中で順位を教えてくれる人が41という。次は34ぐらい。間違いない、順位は上がっている。
 2周目になると、そうやすやすと抜かさせてくれる人もいなくなるが、耐えていれば、何かの拍子しに抜かすことが出来る。簡易舗装でも先行していた若者との距離を詰めると、その後の激上りで彼が足を着いた瞬間に抜くことが出来た。
 最後、苦しくてライン取りが雑になると、根っこで弾かれてバイクがコースから飛び出しそうになるが、集中してふんばり直す。
 結果は、29/59人。スタートのミスさえなければあと10番ぐらいは上にいけたのではないかと悔やまれるが、シーズン最初に52ptゲット出来たのは嬉しい。八幡浜まで遠征したかいがありました。なにより、もっと上で走れるんじゃないかと自信がもてたことが大きい。
 この自信とポイントを大事にして、次の箱館山を頑張りたい。

 八幡浜は、自治体がMTBの大会をバックアップしていて、地元のお祭りとしていて活用していて素晴らしかったです。
 スポーツが終わり、エキパが走っている間中、シャトルバスに乗ってお客さんが途切れなく来てました。エリートの途中で餅まきがあったみたいで、それが終わると年配の方々は帰っていかれましたが、それはそれでいいじゃないかと思うのです。他の大会でもこういう連動が出来たらいいですね。



 帰りは八幡浜のスーパーで地元の食材をたらふく買い込み、25時前に帰宅。
翌日は実家で海の幸を皆でいただきました。
レース+旅行で八幡浜を堪能しました。

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