2010年5月5日水曜日

J箱館山

 今回の箱館山は、八幡浜の経験を生かし、作戦を立てていた。
 ”最初から3周のつもりで走る。4周目に入れたら気力で走る。5周目は奇跡、なのでありえない。6周目は端からない。”
 4周のつもりで走り始めると、4周のゴールまでを計算して力を加減してしまうから、結局タイムアウトでカットされてしまう。ならば、最初から3周のつもりで3周を全開で走って、4周目に入ったら失速してもいい。今の力では、スピードもスタミナもないのだから、まずはスピードをエキスパート級に上げることを目標にする!
 レースはいつものどおりペダルがはまらず集団から取り残されるが、どうせ最後尾スタートなので慌てることはない、そのうち追いつけると思っていると、案の定、そうそうに絡まって落車している。するっと交わしていくと、6、7人は抜けた。激坂ではすでに押しが入っていて、自分も押しで上る。数人に抜かれたが、シングル入り口の大渋滞で空いているラインを見つけて列に並び、また、6、7人抜く。シングルに入ってようやく一列になり、レースが始まった。長い上り坂に出て、まだ確認できる距離にひろきさんがいるのを発見。がぜん、やる気が出る。すぐ後ろにはすずひろさん。すずひろさんとは抜きつ抜かれつになったけれど、JUNKOが頂上で写真を撮っているはずなので、抜いて自分→すずひろさんの構図で撮られたい一心でペダルを回して、頂上に出る。しかし、いつもならいるはずのギャラリーがいない。写真は???(あとで聞いた話ではゆり園の球根が植えられていて、頂上の観戦ポイントに行けなくなったそうです。)
 きつい上りでは周りに負けるけど、緩斜面やシングルは自分のほうが速かったりするので、耐えるところと追いつくところがあるんだと自分に言い聞かせて、追いつけそうなところで頑張る。コース後半のシングルに専務がいて、76位とか、79位とか教えてくれた。(ポイント圏外なので、一瞬諦めそうになった。)
 2周目に入り、同じように追いつけるところで頑張って数人を抜いていく。頂上付近でたぢかさんを抜けた。ポイント圏内に入ったけど、もう少し前にいきたい。前にはまだひろきさんが見える。後ろのすずひろさんは少し離れたようだ。フィード手前のUターンでもたついている前走者に一気に追いつこうとして、進入速度をぎりぎりまで高めようとしたら、リアがスライドしてしまい、カウンターを当てて立て直そうと粘るけど転倒してしまう。すごく痛くて身体が動かない。すぐに立ち上がってバイクに跨るが、スピードが乗せられず、フィードにたどり着く頃に、4、5人に抜かれた。
 3周目に入って、直線で前走者のジャージを確認する。これまで抜いてきたジャージがはるか遠くに行ってしまっている。がっかりだけど、また抜く。すずひろさんはすぐ後ろまで近づいてきている。ピンクのジャージがよく目立つので、確認しやすい。最初のシングル手前の激坂でmasuさんを抜く。「次の周はありますかね?」と聞かれたので「ムリでしょう。」と答える。masuさんはラストスパートという雰囲気で加速していくが、自分はそれについていけない。最後の新設のシングルを抜けたところで、こんださんにまだカットが始まっていないことを教えてもらう。4周目に入れそうだ。
 ところが、フィードまで来ると、「カットが始まる!」と誰かが叫んで教えてくれる。オフィシャルがTIME OUTの看板を出そうとしているのが見える。だめもとで、ダンシングで加速して一気に抜けた。
 抜けられた。と思ったが、オフィシャルに呼び戻された。あと、5秒足りなかったそうだ。

 結果 73/93位

 ケガの治療の後、下山してバイクを洗っていて、フロントフォークがロックアウトしてあってビックリした。記憶を辿ると、たしかに朝、ロックアウトレバーをカチャカチャ動かした記憶がある。そのときロックアウトしたままにしていたようだ。レース中はロックアウトさせた記憶がないので、まさかロックアウトしているとは思わず、当然解除ボタンも押していない。
 今まで、自分はフォークがないと走れないと思っていたけど、無くても走れそうだ。逆に、もしかしてサスを使っていたら、4周目には入れていたかもしれない。残念、次回への教訓にしよう。

 次こそは3周全力、4周目突入作戦を成功させるぞ!!

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